教育担当やプロジェクトリーダーを行った経験を活かし、どうすれば次のステップへ進むことができるかをレクチャーしていきたいと思います。
まずはスタートラインに立つ
最初はソフトの使い方や用語の意味、考え方などの研修に入ることがほとんどです。
まずはしっかり覚えましょう。
未経験の場合だと、1ヵ月~6ヵ月ぐらいかかると思いますが気長にやりましょう。
細かいことは後で覚えればいいことなので大まかなことを広く覚えるのがコツ
プログラムを理解する
スタートラインに立てたところで、今度は書かれているプログラムを理解するステップへと移ります。
ここで、「なぜ実際にプログラムを書かないの?実際に書いた方が早いじゃん」となる方、焦りは禁物です。
会社側も作らせたがる研修をしたがりますが、教育担当をしていて感じたことは、闇雲に作っても身につかないし、ツライだけ。
まずは簡単なプログラムから、画面を動かしながら「このボタンを押すと、こういう動きになって、こういう処理になるのか!じゃあこの処理を1つずつ見ていこう」というストーリーで教えた方が、教える方もラクだし、教えられる方もラクなのです。
「勉強を始めたはいいけど、プログラミングわけわかんね~」って始めたばかりの時はこう思うんですよね。 そんな人向けに、現役システムエンジニア(SE)の私がプログラミングを勉強する上で重要な3つのポイントを紹介します。[…]
処理を言葉で説明できるようになる
前の項目でプログラムを理解できるようになったら、今度は誰かに説明してみよう。
これが意外と難しいんですよ。
製造の現場でもよくあるんです。自分の書いたプログラムを説明しなくてはいけないシチュエーション。
論理的にプログラムの理解するということができないと、実際にプロジェクトにアサインするとしんどい思いをすること間違いなしといっても過言ではないでしょう。
プログラムを書いてみる
これまでの項目ができれば、あとは楽勝です。
書きがわからなければ、googleで調べるなり、似たような処理を探して流用したり、聞くなりすれば書けるので、処理さえ頭の中で完成されていれば書けたも同然ということです。
設計書を書けるようになる
これも楽勝ですね。
処理を説明できるならそれを文章にするだけ。
ポイントとしては、設計書ごとに粒度(細かい記載)が違うので書く
「この設計書はここまで書かなくてはいけないけど、そんなに細かいことを書かなくてよい」
のような線引きが難しいくらいです。
代表的な設計書の種類でいうと
- 基本設計書
- 詳細設計書
- プログラム設計書
1つの画面に対して3種類あります。
テスト仕様書を書けるようになる
このカリキュラムの中で一番難しいですよ。
テスト仕様書でもいろいろありますがここで言っているのは、単体テスト仕様書!
つまり、画面単位のテスト仕様書ということです。
「簡単そうじゃん」と思うなかれ!
いつまでたっても満足に書けない人が意外と多い事実!
そもそもなぜ書けないのか
理解しているつもりになっているから。
使うのは「人」であることを考えると、ボタン1つとっても様々なシチュエーションが考えられます。
そのシチュエーションを全て網羅してテストをしなければいけません。
なぜ一番難しいと言った意味がわかってきましたか?
まとめ
システムエンジニアは一朝一夕ではできません。どんな仕事もそうだと思いますが、経験と実績を積むことで精度がだんだん上がっていきます。
最初は間違いだらけだし、わからないことだらけだと思います。でも、わからないことがあったら聞きましょう。
わからないことを「わからない」っていうのも素養の一つだし、それがどうわからないかを伝えるのも勉強
相手から情報を引き出すのは、難しいですがコレを覚えれば超強い武器になります。
技術書を読んでる人はちょっと待ってください。 今この記事に興味を持ってくださった人はこんな人ではありませんか? エンジニアになったばかりで、はやく一人前になりたい エンジニアとしてもっと上を目指[…]