人間関係を円滑にしたいと思ったことはありませんか?
生きていく上で他者との繋がりは重要です。それは、家族としてなのか友達としてなのかは置いといて、人生で切っても切り離せないことです。
必ず人は”〇〇グループ(又は家族)”つまりコミュニティに属しています。
家族はともかくとして、それ以外のコミュニティでは自分をさらけ出すことは難しいと言えます。
自分の気持ちを押し殺してそのコミュニティに属している人も多くいると思います。どうしてそんなことをしないといけないのか?
自分の居場所を確保する為やコミュニティで浮いてしまうと、標的にされかねないからです。
子どもの頃に経験がある方もいると思いますが、「今日からあいつ無視しようぜ」的なことがあるからです。それは、露骨にそんなこと言わないにしても大人でもあります。コミュニティ内の中心人物達がちょっとでもメンバーに不信感を抱くような態度をとり始めると、たちまちコミュニティから追い出せれます。つまり仲間はずれです。
じゃあそうならない為には、どうすればいいかを4つのポイントで語っていきたいと思います。そしてそのポイントを踏まえて「柔構造」についてご説明します。
派閥に属さない
冒頭で「必ずコミュニティに属している」って言ってたのにどういうこと?って思いますよね。ここで言う派閥というのは力がある人を中心としたコミュニティです。つまりそのコミュニティ内で絶対的な存在がいるようなコミュニティのことを指します。その絶対的な存在が優しい人であっても。
派閥に属すとどうなるか
まずすぐに思い浮かぶのは派閥同士の争いですよね。人はどんなに優しくても、いい人でも、100中100人全てに好かれることは不可能です。
1つの物事に関して、十人十色で1人1人考え方が違うからです。
そうなってくるとほころびができてしまい、コミュニティ内から反対勢力ができるか、おもしろく思わない別の派閥との小競り合いが起こります。
派閥に属していると、言う通りにしないと追い出されてしまい居場所がなくなります。そうならない為に、結果的に自分の気持ちを押し殺して不毛な小競り合いに巻き込まれてしまうという訳です。
悪口(陰口)は話す相手を選ぶ
例えば、地元が大阪だったとして、東京で就職したとしましょう。職場の上司の愚痴を言いたいときは、誰に言うのが正解だと思いますか。
- 信頼のおける先輩
- 同僚
- 後輩
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正解はありません。
勘違いしている人が多いのですが、絶対に口を割らない(告げ口しない)という人ではありません。
ここでいう話す相手というのは、愚痴を言う相手と関係が全くない人(その人のこういう関係上絶対に接点がないであろう人)のことです。
とはいえ世の中誰が誰と繋がっているなんてわかりません。
なので、この質問に対しての正解は地元(大阪)の友達です。なぜかというと、上司と繋がりがある可能性が限りなく低いからです。
学生の場合だと、違う学校の友達などですね。「そんなのいないよ。」という人はネットという選択肢もありますね。共感が得られれば気分も少しは晴れます。(実名を公表するなどの行為はモラル上よくありませんので、常識の範囲でお願いします)
広く浅く付き合う
言葉の通りです。いろんなコミュニティの人と広く付き合いましょう。
接続語に気を付ける
これができていない人が多いです。
逆接(”しかし”や”でも”など相手の意見を否定する接続語)を使ってしまっている人がほとんどです。私も以前は無意識でよく使ってしまっていました。今でも注意していてもたまに出てしまいます。
これはどういうことか心理学的に説明すると、人は自分の意見を否定されると無意識に防衛本能が働き身構えます。そうなると、相手の発言は耳に入りにくい状態となります。
じゃあどうするか、順接(”ということは”や”したがって”など相手の意見を賛同する接続語)を使えばいいのです。それが相手の意見とは真逆のことであっても。
このテクニックで話をすることで、相手は「自分の意見が通った」と気分がよくなって気持ちがユルユルの状態です。そこで、真逆の意見であっても相手に説明することによって、あたかも相手が出した意見であるかのように自分の意見を主張することが可能になるというわけです。
問題に対しての考え方を自然に上書きする感じです。
まとめ
いろいろ説明しましたが、ここまでの意見をそのままインプットすると「”八方美人になれ”ということを言っているんじゃないか」と思われがちですが、そうではありません。
例えば、A、B、Cという3つのグループがあったとします。太郎くんと次郎くんという登場人物がいます。太郎くんは常にAグループにいます。次郎くんはA、B、Cの3つのグループにまんべんなく接しています。
太郎くんと次郎くんがAグループのリーダー格の人と意見が割れてしまいました。どうなるでしょうか。
客観的に分析すると、Aグループに常にいる太郎くんはとても気まずいです。この状況を解決する手段は2つ考えられます。
- 自分の意見を曲げて、リーダー格に人の意見に従う
- 自分の気持ちに正直に生きたいため、Aグループを抜ける
1を選択すると、今まで通りの日常ですよね。2を選択すると、次の日からどうなるでしょうか?B、Cグループに入る?一匹オオカミになる?つまりはどうなるかわかりません。
ところが、次郎くんはというとAグループとの付き合いがなくなるだけで、B、Cグループとの付き合いは今まで通りです。
違いは一目瞭然ですよね。
ここでいう次郎くんの3つのコミュニティとの付き合い方を「柔構造」と言います。
コミュニティの繋がりが臨機応変に変えられるようになっています。ダメになったコミュニティはすぐに切り捨てる。(もしくは時間をおく)
コミュニティに限らず人と人との個人単位でも同じですよね。
このような自分と他人の関係性にしておけば、人間関係で悩むストレスがかなり軽減されるのではないでしょうか。
ここで気お付けないといけないことは、広く浅く付き合いすぎないということです。
この方法は自分の中で線を引き相手をこちらに近づけさせすぎないこと、相手に近づきすぎないことがルールです。広く浅くの中で、自分と価値観や波長があう人は絶対1人はいます。そういう人とは自然と親友のような関係になっています。そういう人とは深い付き合いをしても良いと思います。
やはり、気の合う仲間が1人でもいることはとても心強いです。人生の宝といっても過言ではないでしょう。
こういう人の存在があることも、ストレスのない人間関係を気付くキーとなるでしょう。
人は心がある以上必ず人間関係で悩みます。ここまで説明してきた方法ができない人もいます。でもあまり悩まないでください。世界は広いです。あなたのことを理解してくれる人は必ずいます。難しいかもしれませんが、気楽に生きましょう。なるようになるはずです。
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