Webサイトやブログを開設したばっかりの人向けに最初にやっておいた方がいいSEO対策を紹介します。
設定をちょこっとやるぐらいなので、やること自体はすぐに完了します。
Webサイトを作ったらまずやらないといけないSEO対策
基本的には次の3つです。
- SSL化
- アクセスの分散させないようにする
- XMLサイトマップの送信
なぜ最初にやった方がいいかと言うと、「Googleの評価の分散を防ぐ」、「あとでやるとリダイレクト処理をしないといけなくなるのでめんどくさい」と言うことです。
それでは、理由と対策方法を解説していきます。
最初にやっておくSEO対策その1:SSL化
そもそも「SSL」についてザックリ言うと、「Webサイトとの通信が暗号化されているか」と言うことです。
つまりセキュリティ対策ですね。
URLからSSL化されているか判断できます。
- http:SSL化されていない
- https;SSL化されている
Google側が「SSL化しているサイトを優遇する」と公式発表していることも有名ですね。
そういった経緯からSEOに効果があることは明白です。
SLL化する方法
レンタルサーバーを利用している人は多いと思いますが、レンタルサーバーの管理画面で設定SSL設定を行うことが可能です。
XSERVERの場合は次のようになります。
サーバーパネルの[ドメイン]タグの中に”SSL設定”という項目があるのでそこから申請すればOKです。
SSL化の確認方法
URLの頭についている、「http」を「https」に変えて検索してみてWebサイトが表示されればSSLがされていると言うことです。
※CMS(WordPressなど)のURLも「https」で作業しましょう(セキュリティ上その方が安全なので…)
最初にやっておくSEO対策その2:アクセスの分散させないようにする
「アクセスの分散」とはどういったものかと言うと、何も設定していない場合、同じページでも複数のURLでアクセスすることができます。
- http://example.com/
- http://www.example.com/
- http://example.com/index.html
など
上記であげたURLは全て同じページが表示されます。
Googleは内容が全く同じでもURLが違うので別のページと認識してしまいます。PV数のカウントはURL単位なので、それぞれでカウントされてしまいます。
上の例では全部の合計で1万PVあっても流入のURL次第でGoogleの評価が1/3になります。
アクセスを分散させない方法
上で解説したことを解決する方法は次の2つです。
- 「www」の有無の正規化
- index.phpやindex.htmlはアクセス不可にする
「www」の有無の正規化
そもそも「www」の有無の違いを説明すると、ぶっちゃけ違いはないです。
でも、今の主流は「wwwなし」なので、wwwがない方のURLにしておくのがイイと思います。
では、どうやって正規化するかと言うと、wwwありのURLでアクセスされた時は、wwwなしのURLへリダイレクトするようにします。
wwwの有無の正規化の方法
設定ファイル(.htaccess)に直接リダイレクト処理を記載する場合
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^www\.example\.com$
RewriteRule ^(.*)$ https://example.com/$1 [R=301,L]
wwwの有無の正規化の確認方法
「wwwあり」のURLでWebサイトを開いた時に、URLに「http://example.com/」となっていればリダイレクトできています。
index.phpやindex.htmlはアクセス不可にする
- http://example.com/index.html
- http://example.com/index.php
上記であげたURLでサイトが開かれる時に、「http://example.com」にリダイレクトされるように設定します。
アクセス不可にする方法
設定ファイル(.htaccess)に直接リダイレクト処理を記載する場合
RewriteCond %{THE_REQUEST} ^.*/index.(html|php)
RewriteRule ^(.*)index.(html|php)$ http://%{HTTP_HOST}/$1 [R=301,L]
WordPressの場合は、デフォルトで設定されているので何もしなくてOKです。
アクセス不可の確認方法
「http://example.com/index.html(又は、php)」のURLでWebサイトを開いた時に、URLに「http://example.com」となっていればリダイレクトできています。
最初にやっておくSEO対策その3:XMLサイトマップの送信
「XMLサイトマップ」とは何かというと、Googleのクローラー(サイトを循環して順位をつけいるプログラム)に「私のWebサイトはこんな構成だよ〜」と知らせるためのものです。
それによって、クローラーが自分のサイトを循環します。
XMLサイトマップを送信する方法
まずは、「Google Search Console」に登録する必要があります。SEO対策をやる上でマストなので登録しておきましょう。(登録は無料です)
XMLサイトマップを作成する方法は基本的にはツールがほとんどです。
- 有名なツール:sitemap.xml Edito
- WordPressならプラグインが便利:Google XML Sitemaps
CMSの関連ツールやプラグイン次第では、設定した曜日や時間で自動で送信してくれたりします。
※「Google XML Sitemaps(Wordpressのプラグイン)」は自動です
sitemap.xml Editoを使うとsitemap.xmlがダウンロードできます。それを自分で配置して、「Google Search Console」で読み込みます。(手動)
XMLサイトマップの送信を確認する方法
「Google Search Console」のサイトを開き、「インデックス」カテゴリの中に「サイトマップ」をクリックするとサイトマップ送信画面が開きます。そこに”最終読み込み日”があるのでその日付を確認すればOKです。
まとめ:SEOは小さいことの積み上げ
この記事で紹介したSEO対策は最初のステップです。
SEO対策の手法は多くあります。1つ1つの効果は小さいかもしれませんがその積み上げで検索順位も上がります。人気のサイトやブログは小さいことの積み上げで上位に表示されています。
しかも、SEOの効果が出るのは「3ヵ月〜6ヵ月で効果が出始める」と言われています。
焦らずにじっくり戦略を練りながら、SEO対策を進めることが大事だと私は思います。このブログもじっくりSEO対策をして運営開始から約1年、記事数75記事で1万PVです。
情報に振り回されずにコツコツ続ければ結果はついてきます。
おさらい:この記事で解説したSEO対策
- SSL化
- アクセスの分散させないようにする
- XMLサイトマップの送信