そういう人は、仕事を最適化して効率よく行う能力も高いですが、その根本にある検索力と流用力が高いんです。
この能力は誰にでもあります。わからないことがあったらスマホやパソコンで検索しますよね。昔やったことあることってなんとなく頭や身体が覚えていて2回目以降はすんなりできますよね。
つまりはそういうことです。
検索力と流用力はそれらの応用みたいなものと考えてもらえばいいと思います。
仕事が早いエンジニアは検索力と流用力が高い
次の2つの能力は誰にでもあるし、その中の1つは日常で常に使っています。
- 検索力
- 流用力
誰でももっているこの2つの能力を向上させるだけで、効率がグンと上がります
1つずつ説明していきます。
検索力とは
疑問に対して、どれだけ明確化できるか
GoogleとかYahooとかの検索エンジンに調べたい文字を入力しますよね。
単語の意味だったり、日常のことだったりを検索するだけなら、なんとなく「これを入力すればでてくるかな」で必要な情報が得られます。
エンジニアが仕事をするうえでの検索は複雑かつ高度なものが多いです。
目的の情報を検索するためには、「なんとなく」ではなかなかヒットしません。
どのように検索すればよいか?
目的の情報を得るために、まず次のことを明確にしていきます。
- 何がやりたいのか
- 何がわからないのか
- 何がわかれば実現できるか
案外コレができていないと、検索で結構時間がかかってしまいます。
一つ一つを明確に認識することで、何をどう検索すればヒットするかわかる
簡単なことですが、意識しないとなかなか検索力は身に付きません。
流用力とは
得た情報から、どうすれば実現できるかシミュレーションする力
エンジニアの知りたい情報というのは、○○を実現するためにはどうすればよいかということです。
なので、「この情報から、このようにすれば実現できる」といったシミュレーションをしていかないと、必要な情報を見落とします。
よくやりがちな事例
若い手のエンジニアやよく理解していない人がやっちゃうことなんですが、さんざん時間をかけて調べた結果、結局わからなくて質問してきます。
質問してくるのは全然ウェルカムですけど、「何をどう調べたの」と聞くとそれっぽいサイトをいくつか見せられます。
ぶっちゃけ答えが書いてあるじゃ~ん!
調べ方は悪くないけど、そのあと「この調べた結果をどう使えばいいのか」がシミュレーションできていません。
「これをすればこうなるな」といったように、想像力を働かしながら答えを探さないと、同じようなサイトをグルグル回って時間ばかりかかります。
なぜこの能力が高いと早くなるのか
答えの出し方がわかっている
どういう風に検索すればヒットして、どういう情報があれば実現できるかがイメージできているので早いんです。
技術や知識が同等でも、この能力が高いと有益な情報の収集力がちがってくるので差がでます。
どうすれば能力を高めれるか
紹介した2つの能力(検索力・流用力)は、本を読んでも高まりません。
もちろんこの記事を全部読んだからといって高まるものでもありません。
ただのきっかけ
このきっかけでが大事で、あとは自分自身がこの記事を読んでからどういう風に過ごすかが重要です
普段から2つの能力を意識して仕事していくと高まっていきます。
簡単ですよね。逆に言えばこの内容を読んで”何も感じない”又は、”何もしなかったら”何も変わることはできないですね。
めっちゃ評価される
エンジニアの評価はどうやってきまるか。
- 技術がずば抜けている
- 知識量がすごい
管理職からすると知識や技術以上に結果が全てです。
つまり、早くて問い合わせが少ない
ぶっちゃけると、技術力・知識量はその次に評価される項目です。
管理職の人達は、仕事ぶりなんて見ていない
「数字が全てを物語る」ってことです。
どんだけ素晴らしい技術がもりこまれたシステムでも、工数をオーバーしていたら会社としては赤字です。
逆に、シンプルで簡単はつくりのシステムでも、工数を前倒したら黒字です。
一番いいのは、素晴らしい技術で工数を前倒しがいいのですが、そんなことまずできません。
なので、技術力・知識量は評価されにくい傾向にあります。
一緒に仕事をしているエンジニア同士なら評価されますが、管理職となるとそうはいきません。
部下1人1人の仕事ぶりなんか見ていたら自分の仕事ができない
管理職はエンジニアの仕事を絶やしてはいけないという重大なミッションを抱えています。
1人でも、エンジニアの空きができると会社としては大損です。
単純な計算式ですが、これ以上の損がでます。
数字しか見ないというより、数字しか見れない
大きな会社になればなるほどそうなりがちです。
検索力・流用力が高いと評価される
検索力・流用力が高いと、次の図式が完成します。
この図式により、評価されるというわけです。
まとめ:仕事が早いエンジニアになるためには
繰り返しになりますが、仕事が早いエンジニアになるためには検索力・流用力が大事です。
すぐに鍛えられる能力ではないけど、誰でも持っている能力です。
これは、今からでもできることです。
この記事の内容はきっかけに検索力・流用力を意識して仕事をしてみてください。きっと変わりますよ。