エンジニアのみなさんに残念なお知らせです。
20年後にかけてエンジニアは稼げなくなります。
私もエンジニアなので人ごとではないですが、事実となってしまいます。
「なぜエンジニアは稼げなくなるのか」について明確な理由と、「じゃあどうすればイイの?」というところまで踏み込んで解説します。
20年後エンジニアは稼げなくなる
学校教育の必須科目に「プログラミング」が加わったことが多きな要因と言えます。
「そんなの昔からパソコンの授業あったし、そんなに変わんないでしょ」とか「学校での授業のプログラミングとプロの世界のプログラミングは違うから…」と思うでしょうが、そこが問題ではありません。
「プログラミングに対する抵抗感がなくなる」ということが一番の理由です。
全ての大人がプログラミングに抵抗感がなくなる
例えば、事務仕事をしていたとして「このデータをまとめたいからExcelでマクロ組んどいて」と言われたら、あなたはどう思いますか?
- データをまとめる?
- Excelでマクロ?
- マクロを組む?
プログラミングを知らない人は「???」ですよね。
【「マクロ」についてザッと説明】
Excelは”VBA”というプログラミング言語を使って、「複雑な計算処理を行ったり」「外部のデータを取込んだり」することができます。
つまり、Excel上にシステムの処理を入れることができます。それを「マクロ」と言います。
「げっ!プログラミングなんてわかる訳ないじゃん」と今の大人は思いますよね。
でも、プログラミングに対する抵抗力がなくなると、「う~ん…わかんないけとりあえず調べるだけ調べてみるか」という考え方になるんです。
- 今の大人:わからないからそもそもやらない(抵抗感MAX)
- これからの大人:わからないと思うけどとりあえず調べてみる(抵抗感なし)
少しの意識の違いで行動が0か1かになります。
さらにわかりやすいところまで落とし込むと
さっきはプログラミングで例えたので、ちょっとわかりにくいと思う人もいるとおもいますので、もっと身近なことで例えてみます。
「どんな方法でも何でもいいので、フレンチを作って下さい」と言われたらあなたはどう思いますか?(簡単 or 難しい)
- レシピ見ればたぶん作れるかも
- フレンチなんて難しそうな料理無理に決まってんじゃん
あなたはどっちでしたか?
少しでも料理をかじったことある人は、前者じゃないですか?
- 前者:料理に対して抵抗感が少ない
- 後者:料理に対して抵抗感MAX
プログラミングも同じことです。
エンジニアの武器がなくなる
エンジニアやプログラマーの武器は、「プログラミングできること」ではないですか?
ここに関しては、すでに「プログラミングができる」というスキルの市場価値は低くなりつつあります。
Youtubeやいろんな広告とかで「プログラミングは3ヵ月間ガチで勉強すれば稼げるだけのスキルになる」とよく言われます。
すでにこういう時代になっているので、「プログラミングできるし、食べることに一生困らないわ~」と思っていると、気づいた時には食べていけなくなります。
今のエンジニアはどうすればイイのか
前述でも触れましたが、プログラミングは武器にはなりません。
プログラミングと掛け合わせるスキルを身に付けましょう。
プログラミング+αで市場価値を爆上げ
プログラミングのスキルは多くのスキルと掛け合わせやすいです。
- プログラミング × 英語:ブリッジエンジニア
- プログラミング × マーケティング:WordPressのテーマとか作れる
- プログラミング × Webデザイン:Webサイトの構築が1人でできる
上で挙げたもの以外にも、掛け合わせるとイイ感じのスキルはあると思います。
スキルを探すポイント
市場を見て需要があるかどうかを確認することで、どんなスキルを取得すればイイのかが見えてくると思います。
市場の調査する方法はクラウドソーシングサイトを見るのが簡単です。”システムエンジニア(SE)は副業をした方がいい理由とおすすめの方法”にクラウドソーシングサイトを紹介している記事があるので調査に使ってください。(登録しなくても見れる案件もあります)
キャリアプラン
スキルが決まった後は、プランニングです。アウトラインは次の3つしかないですね。
- 今の会社でポジションを確立する
- 掛け合わせたスキルが活きる企業へ転職
- フリーランス
個人的におすすめのキャリアプランは、「②でキャリアを積んで③へ移行する」です。
「稼ぐ」に特化した働き方をするなら、フリーランスが一番稼げます。
とは言え、フリーランスは稼げるけどサラリーマンに比べてリスクが高いですよね。
そのリスクを少しでも抑えるために、掛け合わせたスキルが活きる企業へ一旦転職して下記の作業をしたうえでフリーランスになるのが安全かと思います。
- その業界のノウハウを蓄積
- 会社からの信頼を得る
- 自分の顧客を増やしておく
1.その業界のノウハウを蓄積
仕事にはそれぞれ型があります。
その型を覚えればフリーランスになってから「何をやればいいんだっけ?」となりません。
もう1つが、見積書や請求書などの書類や資料の書き方ですよね。
企業は当然テンプレートがあるので、その内容を覚えておいて自分用の関連書類を作っておくとスムーズですね。
2.会社からの信頼を得る
会社からの評価が良ければフリーランスになった後も、その会社から仕事をもらえる可能性が高いです。
フリーランスになったら、まずは営業からやらないといけないです。
その前段階で仕事の口を確保しておくと安心ですね。
3.自分の顧客を増やしておく
ココも②の理由と同じですがこっちの方が大事です。
②だと結局は下請けなので、中間マージンが損です。企業と直受けになることで全ての売上が自分のモノ。
しかも、継続的な付き合いになれば売り上げの安定化に繋がります。
まとめ:エンジニアのキャリアプランは無限大
エンジニアのスキルだけでは、上で解説したように市場価値がドンドン下がっていきます。
市場でのポジション(地位)を作っておくことが重要です。
「生き残る」にしても「稼ぐ」にしても”ポジション取り”は重要な要素です。
エンジニアは掛け合わせるスキルを見つけて、エンジニアでない人はプログラミングのスキルを身に付けることで、現職との掛け合わせで市場価値が上がります。
キャリアプランはポジション取りをできるように組み立てることが重要です。
「自分がどういったスキルを持っているか。そして、持たなければいけないのか」ということを明確化して行動しましょう。
人気記事 【IT業界向け】年収UPの実績アリ!おすすめの転職サイト5選