最近のサラリーマンは働き方改革で残業ができなくなっているし、労働基準法の改正で年間5日以上は有給休暇をとらなければいけないということもあるため、就業時間内はものすごくバタバタしていませんか?
世間的にいい流れとなってきてはいるものの、その実態は働く時間が短くなっただけで仕事量は同じ。
ということは、サービス残業や家に仕事を持ち帰って消化するしかないですよね。焦るし余計にストレスがたまりますよね。
そこで、効率的に仕事をするにはどうすればいいか。
それは、「力を抜くこと」です。
なぜ、それで仕事の効率が上がるかを解説します。
効率的な仕事をするなら100%を80%に落とす!逆転の発想論
そもそもなぜ仕事が効率的にならないのか?
一番の原因は”ミス”にあります。
具体的に言うと、”ミス”は大小問わず必ず発生します。その”ミス”の修正が効率化を下げていると私は考えます。
ということは、「ミスをしなければいいじゃ~ん」となるわけですが、人間である以上”ミス”が起こさないことは不可能です。
ここで考えるのは、「ミスをしない」ではなく「ミスを減らす」といこと
ぶっちゃけると、”ミス”は注意していれば減らすことは簡単です。
毎日全力で仕事をして、なおかつ”ミス”に対しても注意をする。
本人の許容を超えたパフォーマンスは精神をすり減らしますよ。
どうすればよいか
私が推奨するのが「100%の全力を80%にする」ということ
新人教育をしていた時にもよく言っていましたことですが、この働き方こそが私的には理想の精神状態だと思います。
なぜ80%なのか、残りの20%は?
「100%がいいに決まってるじゃん」と思う人もいると思いますが、そこはあえての80%です。
理由は簡単です。「心の余裕が気持ちを安定させるから」です。20%は気持ちの余裕分です。
そもそも仕事が就業時間内では追い付かないということは、別に原因があるんじゃないですか?
- 仕事量が物理的におかしい
- 本人の許容を超えた仕事の割り振り
- いっぱい働くことが美徳とされる社風
- 会社全体の仕事に対する意識のマヒ
など
例を挙げてみましたが、上に該当する会社なら転職を検討した方がいいですね。
1~2のように部下の能力を把握できない上司は無能です。
3~4のような会社はブラック企業です。
なぜ”余裕”があるといいのか
自立神経の乱れは、集中力や判断能力を鈍らせる
例えば、仕事が追い付かなくて納期がどんどん近づいてきた時を想像してみてください。
”焦り”がどんどんひどくなってきませんか?納期の前日なんて最高潮にやばいですよね。
サラリーマンは必ず経験があると思います。
「やべ~!超やべ~!」という、なんかとにかくやばい感じになっていますよね。
あれって言葉に表せないくらいやばいですよね。
そんなときに、冷静に”ミス”を見つけれますか?
そんな心理状態では、私は自分の”ミス”には気がつきませんね。
経験がある人は多いと思いますが、”余裕”のない状態では集中力も散漫(さんまん)になるので結果的にミス連発で効率が悪いです。パフォーマンスが低下しています。
自律神経を整える
トップアスリートは最高のパフォーマンスができるように自律神経を整えるメンタルトレーニングをしています。
「サラリーマンもメンタルトレーニングしなさい」ということではなく、少し意識するだけでいいんです。
このことを知っていると知らないでは、差は必ず出てきます。
MAXパワーで毎日仕事をしている人は一見仕事ができそうな感じはしますが、バタバタしていて落ち着きがないようにも見られます。
80%で毎日仕事をしていると、MAXパワーの人と比べると忙しくなさそうに見えますが、落ち着きがあって頼りになる感があるように見えます。
まとめ:頑張りすぎない
人には必ずそれぞれの許容範囲があります。それは自分が一番よくわかっているはずです。
その許容範囲ギリギリだと、気が張ってストレスが溜まるし疲れます。
ほんの少し力を抜くことで、心に余裕ができます。
その余裕でストレスが和らぐはずです。今までのように疲れないと思います。
仕事の効率を良くするために力を抜くという逆転の発想で、正のスパイラルを作ることができれば必ず全てがいい方向に転がると思いますよ。
頑張りすぎている人は、試しに実践してみてください。
私は、社会人になって3年目ぐらいにこのことに気がついて、今(約5年間ぐらい)でもずっと実践しています。
事実として、周りからの評価は下がっていません。むしろ上がったと思います。
仕事は「頑張ることが当たり前」と言いますが、少しは力を抜いてみてもいいと思いますよ。
「働き方改革で時間はできたけど、残業ができなくなったから残業代が稼げない。」という人は増えてきていると思います。でも残業ができなくなったt反面、政府が副業を推奨していることから企業の副業に対しての規制が緩和されてきています[…]