勉強せずにIT企業に就職するとやばいかな〜
結論から言うと、勉強を全くせずにIT企業に就職しても全く問題ありませんが、ちょっと頑張らないといけません。
私は現在システムエジニア(SE)歴10年目ですが、就職した頃はパソコンもインターネットぐらいしかした事がない状態で就職しました。
この記事では、私の経験を例に「未経験でIT企業に就職してどうなっていったか」という事と、「勉強なしで未経験で就職してきつかったこと」を紹介します。
これから未経験でIT業界を目指していいる人向けに参考にできるような内容だと思います。
全く勉強なしの未経験のプログラミング初心者がIT企業に就職したらこうなった
未経験でIT企業に就職して現在までどうなっていったかをザックリ語っていきます。
リアルな経験談なのでキャリアプランの参考にしてもらってOKです。
- プログラミング全く未経験でIT企業に入社
- 1年目:プログラマー(PG)
- 2年目:システムエンジニア(SE)
- 3年目:プロジェクトリーダー(PL)研修開始
- 4年目の後半:キャリアアップ転職
- 5年目〜現在:大手製造業のシステム開発案件の上流工程で設計をしている
箇条書きでザックリ説明しましたが、私のキャリアパスはこんな感じです。
1年目はプログラマーでしたが、研修は入社して2週間だけだったので1年目の春からガッチリ実務をやっていました。
しかも、1年目の後半には設計も書き始めていたし、ユーザーの打ち合わせにも少しづつ参加していた感じです。
なぜ勉強も全くしていない未経験の状態で就職できたか
上で挙げた経歴の3年目から”プロジェクトリーダー研修”っぽいことをしていたと同時に、新人教育担当もしていました。
2年間新人教育担当をして、経験者も未経験者も見てきました。
ぶっちゃけ言うと、「経験者も未経験者もそんなに変わらない」という印象をうけました。
経験者と未経験者がそんなに変わらない理由
「変わらない」とは言え、違いは当然あります。
抽象的な言い方をすると、「スタートラインが違う」ということです。
具体的にいうと「ITリテラシーのレベルの差で読解力に差が出ていた」ということです。
研修課題やプログラミングの説明をしていても、経験者は専門用語を使ってもなんとなくついてこれるけど、未経験者の場合はついてこれない人が多いです。
でも、1ヵ月ぐらいから未経験者もITリテラシーが経験者に追いついてくる人もいるので実力差はほぼ一緒になっています。
半年もすれば、経験者だった人も未経験者だった人もレベル感はほとんど一緒です。
勉強なしで未経験で就職してきつかったこと
ここまでは、私の経歴と未経験で就職しても問題ない理由を解説してきました。
ここからは、私が感じた「全く勉強なしで未経験できつかったこと」を紹介していきます。
- 論理的思考が全くできない
- 専門用語がわからなさすぎ
- 同期に経験者がいると焦る
この3つが特にきつかったことです。
1つずつ紐解いていきます。
論理的思考が全くできない
特に意識せずに生活していると身につかないスキルですよね。
ずっと文系で数字から逃げてきて、就職していきなりクリティカルな理系の職業です。
論理的思考以前の問題だったかも知れませんが、どんだけ丁寧に説明されても思考が追い付きませんでした。
頭が切り替わった瞬間があった
就職して1ヵ月ぐらいして、ガンダムで「ニュータイプか!」でお馴染みのニュータイプの閃き音がなったかの如く、覚醒した感覚がありました。
「システム脳になった」と言ったりもしますが、急にわからなかったことがスラスラわかるようになりました。
論理的思考能力のコツを掴んだ瞬間でしたね。
個人差はあると思いますが「慣れ」ですね。
専門用語がわからなさすぎ
プログラミングの勉強を全くしてこなかったので、専門用語がわからなさすぎて日本語だと思わないくらいでした。
- 変数とはとういうものか
- if文の使い方
- ループの種類
- DBとはどういうものか
- 開発ツールの初歩的な使い方
同期に経験者がいると焦る
どんな仕事でも最初は同じかもしれないですね。
経験者は自分より研修が1週間とか早くに終わって実務を開始しているのに、自分だけ研修しているという状況はけっこう焦ります。
ここに関しては、「人は人、自分は自分」と割り切って進めるしかないですね。
経験者と未経験者で差が出るのは当たり前だし、半年もすれば同じくらいのレベルになりますから心配いらないです。
まとめ:未経験でも大丈夫だけど入社してからしんどいから少しは勉強した方がイイ
全く勉強なしの未経験のプリグラミング初心者がIT企業に就職したらどうなるかを、私の経験をベースに解説しました。
結論は、「全く勉強なしの未経験のプリグラミング初心者でもIT企業に入社はできるけど、入ってからがちょっとしんどい…」ということです。
とは言え、私が入社した頃よりは情報社会がかなり進んでいるのでITリテラシーが当時の私より圧倒的に高い人が多いと思います。
そう言った時代背景もあるので、そこまで心配する必要はないと思います。
でも、せめてIT企業で内定がもらえたなら入社までの期間だけでも勉強をしておいた方がイイと思います。
焦って勉強する必要はないと思いますが、意味がわからなくても用語だけでも知っておくと違うと思いますよ。
効率的に勉強する方法
もし、「今は学生だよ〜」とか「フリーターだよ〜」と言う人でプログラミングの勉強をしている人は、一旦プログラマーやシステムエンジニアのアルバイトをしてみるのもアリですね。
”【学生・フリーター向け】プログラミングのアルバイトで効率的にスキル習得!おすすめの方法”の記事に、「稼ぐこと」と「スキルが身に付くこと」の他に就活で活かせることも紹介しています。
「既に社会人だよ〜」と言う人は、プログラミングスクールという選択肢もアリだと思います。
”【業種別・年齢別】システムエンジニア(SE)の年収の比較と推移”の記事にシステムエンジニアの年収をまとめてありますが、プログラミングスクール料はすぐに回収できると思います。
”エンジニアの私がおすすめするオンラインプログラミングスクール3社”の記事でオンラインプログラミングスクールを紹介しています。
社会人は勉強する時間も限られているので、オンラインの方がイイと思いますし、転職サポートもしているスクールもあるので一石二鳥ですね。
未経験者でもシステムエンジニアになりやすい理由
今は大手企業も中小企業も関係なくエンジニア不足なので、ハードルは低くなっていると思いますし、未経験者を受け入れる体制もある企業がほとんどです。
異業種からIT業界にエンジニアとして転職してきている人も多いので、「未経験だから」とか「情報大学じゃないから」ということは関係ありません。(資格も必要ありません)
少し勉強するだけで簡単になれる職業なので、エンジニア不足の今だからこそ挑戦してみる価値があると思いますよ。
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