
結論から言うと、未経験でもシステムエンジニア(SE)にはなれます。
この記事では「未経験だけどシステムエンジニアに転職したい」と言う人向けに、前半パート、後半パートに分けて解説します。
前半パートはシステムエンジニアの基礎知識、後半パートは未経験でシステムエンジニアになった人の前職の職業やおすすめの転職サイトを紹介します。
- システムエンジニアとは
- 年収
- システムエンジニアへの世間の誤解
- 地域ごとのシステムエンジニアの関わる業種
- 未経験からシステムエンジニアになった人は前職は何?
- 人事の人から聞いた面接での裏の選定基準
- プログラミング未経験で面接で有利になる具体的な方法
- システムエンジニアになれるおすすめの転職サイト
- 大手企業に高確率で転職する裏技
システムエンジニア(SE)とは
システムエンジニアになる上で、「そもそもシステムエンジニアって具体的に何?」というところを解説します。
システムエンジニア(SE)とはプログラマー(PG)の上位職です。
システムエンジニアが設計した設計書を元に、プログラマーがプログラミングするといった流れがザックリとした仕事の流れとなっています。
”システムエンジニア(SE)”って聞いたことあるけど何をする仕事なんだ?どういう人がなれるんだ? メジャーな職業になりつつあるシステムエンジニア(SE)ですが、実際に何をやっているかはあ[…]
システムエンジニア(SE)の年収は?
年齢 | 年収(単位:千円) |
---|---|
20~24歳 | 3,450.4 |
25~29歳 | 4,332.7 |
30~34歳 | 5,070.0 |
35~39歳 | 5,343.2 |
※上のデータは”政府統計の総合窓口(e-Stat)”で公開されているデータを集計した数字です
私の場合は、25~29歳で年収500万円を超えていました。
そう言った場合もあるので、上の表に必ず当てはまることはないです。
システムエンジニア(SE)の年収っていくらぐらいなんだろう。高収入って聞くけど他の職業と比べてどれだけ高いんだろう...何歳でいくらもらえるのかも気になる。 システムエンジニア(SE)を目指している[…]
システムエンジニア(SE)への世間の誤解
私がシステムエンジニアになる前に持っていた勘違いと、なってから質問されたことは次の通りです。
- 資格が必要
- 理系の学校を卒業してないとなれない
- 頭が良くないとなれない
- 深夜残業とか休日出勤とかがヤバイ
資格が必要
「資格が必要なの?」と聞かれるますが、特別な資格は必要ありません。
私は以前、友人がから「システムエンジニア(SE)に転職したい」ということで相談を受けたことがありました。
どうやら「資格がないとなれない」と勘違いしていたようで、”ITパスポート”の資格をすでに取得していました。
資格は無駄ではありませんがシステムエンジニア(SE)に転職するにあたって必要ないです
システムエンジニアになるには資格がいるのかな...専門的っぽいし取得しといた方がイイのかな〜どういうことを勉強した方がイイのかな〜 勘違いしている人が多いですが、システムエンジニア(SE)になるため[…]
理系の学校を卒業してないとなれない
文系の学校を卒業していてもなれます。
”以前の仕事”の箇所でも説明しましたが、関係ない職種とかプロのスポーツマンだった人までさまざまな経歴の人がいます。
そのことを考えると、理系である必要はありませんよね。
システムエンジニアになりたいけど、理系の大学も出てないし無理かな〜?そもそもシステムエンジニアって激務って聞くし文系の僕だと全然ついていけないかも...システムエンジニアが結構人気の職業とも聞くし、プログラミングもちょっと興[…]
頭が良くないとなれない
これは本当によく言われますが、頭の良さは全く関係ないです。
どんな仕事もそうですが、みんな最初は初心者ですよね。
向き・不向きはあるかもしれませんが、毎日8時間仕事していたらイヤでもできるようになります。
システムエンジニア(SE)になりたいど、自分にはそもそも適正があるのかな〜?プログラミングとか難しいそうだし、向いてないとキツイかもしれない...自分はSEに向いているのかな〜 結論から言うと、向い[…]
深夜残業とか休日出勤とかがヤバイ
この記事を書いている現在の私の状況は月の平均残業時間は10~15時間ぐらいです。(1日30分〜1時間ぐらい)
ほとんど残業してない月だってあります。
システムエンジニア(SE)ってすごい残業で、休日出勤もあって過酷なんだよね?「お客さんから問い合わせにいつでも対応できるようにしないといけない」とか「メンタルがやられる」って聞いたこともあるんだけど...自分には絶対ムリだ.[…]
地域ごとのシステムエンジニアの関わる業種
システムエンジニアになったあとは、プログラミングやITの勉強もしながらアサインしている案件の業種の勉強もしていかないといけません。
関わる業種は地域によって偏りがあるんです。
プログラミング+αで強みがあれば転職にも有利ですよね。
例えば、経理のパッケージシステムを作っている企業の採用試験を受ける場合、「プログラミングの勉強しました」というエピソードと合わせて「簿記の資格持っています」と言えば、採用担当としては即戦力と思うはずです。
システムの仕組みは教育することは素人でもベテランでも同じですが、経理の仕組み自体はシステムとは関係ないことなので、別途教育する必要があります。
その手間がいらないのは会社側としても嬉しいし、簿記の知識がある人がいるとシステムの知見者とは別に会計や経理の知見者としてのポジションも確保できます。
上で説明したようなこともありますし、これから転職を考えている地域ではどんな仕事に関わる可能性が高いかということも知っていると、不安は少しは和らぎます。
国内の主要都市は東京・大阪・名古屋と言われています。その主要3都市でIT企業にシステムエンジニア(SE)として転職しようと考えている人は多いですよね。 この3都市はそれぞれシステム開発の[…]
プログラミング未経験からシステムエンジニア(SE)になった人達の以前の仕事とは?
冒頭でも言いましたが、プログラミング未経験からシステムエンジニア(SE)に転職する人は多いです。
そういう人達は元々どういった仕事をしていたのかを私が出会った人を例にすると次のような感じです。
- アパレルのショップ店員
- 工場でのライン作業員
- 飲食店
- プロボクサー
上の一覧を見てもらえばわかるように、プログラミングとは全く関係ない職種です。
探せばもっといろんな職種だった人がいると思います。
プログラミング未経験者対象の人事の人から聞いた面接での裏の選定基準
人事の人から聞いた公表されていないリアルガチな裏の選定基準が存在する企業があるそうです。
募集要項に下のような記載はよく目にしますよね。
ウソではないにせよグレーな表現をしているだけという場合があります。
以前、ある会社の採用担当の方とお話をする機会がありこんなことを言っていました。
未経験OKだけど、せめて情報系の大学は出ていることが絶対条件だな
企業にもよりますが、これがリアルな裏側です。とは言っても本当に未経験OKな企業もあります。
掘り下げて聞いてみたところ、情報系の大学を卒業していないにしても、IT系の資格(”ITパスポート”や”基本情報処理”など)や開発実績(独自で作ったツールなど)がないと厳しいとのことでした。
※一部の企業に限っての話です。全ての企業ではありません。
プログラミング未経験でも面接で有利になる具体的な方法
それは、実績を作ることです。
具体的に言うと、システムを開発するということです。
ぶっちゃけると、開発実績の方が資格を取得するより面接での印象がイイんです。
エンジニアはモノ作りなので「こんな資格取りました~」より「コレは私が作りました~」の方が戦力になると思われるからです。
※資格が無駄ということではありません。
(無料)開発実績の作り方
無料で開発実績を作る方法は、独学しかありません。
独学で勉強しながら、何でもいいのでシステムやアプリを作りましょう。
この記事を読んで下さっている人は「猛勉強しているよ~」と言う人もいるかもしれませんが、関連記事を2つ紹介しておきます。
(有料)開発実績の作り方
当然ですが、無料の方法より効率的です。次の方法があります。
- オンラインプログラミングスクールを受講する
- セミナーに参加する
有料となってしまいますが、効果的な方法と言えます。
※オンラインスクールは転職もサポートしているモノもあります。
開発実績もそうですが、セミナーやプログラミングスクールに参加したという実績もアピールできます。
システムエンジニア(SE)になれるおすすめの転職サイト
おすすめの転職サイト:マイナビエージェント
参考:マイナビエージェント
国内最大級の転職サイトなだけに、信頼性・安心度は随一だと言えます。
私もキャリアアップ転職した時は登録していました。
ベンチャーや大手企業など幅広いのです。
転職するなら外せない転職サイトの一つですね。
おすすめの転職サイト:リクナビNEXT
参考:リクナビNEXT
この転職サイトも言わずと知れた有名な転職サイトですね。
有名サイトなので幅広いジャンルで掲載会社が数が多いです。
スカウト登録することで、企業や転職エージェントから直接オファーが届くので探し漏れも防げます。
おすすめの転職サイト:Tech Stars Agent
IT・WEB・ゲーム業界特化の転職サイト。
差別化要素として、転職だけでなく独立もサポートしています。
もう1つの最大の差別化ポイントは、エージェントの全員がエンジニア出身者ということです。
普通の転職サイトのエージェントはずっとその仕事のみです。
エンジニア経験者ということもあり、自分でも気が付かないポイントに気がついてくれると思いますよ。
おすすめの転職サイト:ネットビジョンアカデミー
参考:ネットビジョンアカデミー
ITインフラに強い転職サイト。
未経験から正社員のITインフラ(ネットワーク)エンジニアとして就業できるように1ヶ月間のネットワークエンジニア養成研修が無料で受講できます。
1ヶ月間の研修が無料で受けれて転職もサポートしてもらえて一石二鳥のサービスです。
しかも、上京支援もやっていて、ネットビジョンアカデミーが提携しているシャアハウスに最大2ヶ月間無料というサポートもやっています。
無料ということで敷金・礼金仲介手数料一切なし。
「物件はほぼ新築で家具家電付き。安心の防犯システムも完備」だそうです。
おすすめの転職サイト:社内SE転職ナビ
参考:社内SE転職ナビ
社内SEに特化したエンジニア専門の転職サイト。
SEは客先常駐や派遣といった働き方があります。場合によっては1人きりで何ヶ月も仕事をする場合もあります。
「そんな働き方したくない」と言う人に特化したサイトですね。
他の転職サイトと違って担当者が求職者に対する時間が、他とは2倍以上違うそうです。
キャリア形成に関する相談も受け付けてくれるそうなんで、就職したあとのことも相談できますね。
大手企業に高確率で転職する裏技
おすすめの転職サイトでも十分大手企業は狙えると思いますが、更に高確率で大手企業に転職する今だからできる裏技があります。
それは、紹介制度を利用することです。
今のIT企業は大体この制度を導入していることが多いので、その制度をうまく利用すれば高確率で大手企業に転職活動を成功させることができると思います。
紹介制度を利用するための具体的な内容を”【今だからできる】IT業界の大手企業に高確率で転職する裏技”の記事でまとめています。
「IT業界に知り合いがいない…」という人向けにも、IT業界の関係者と出会う方法も紹介していますので、人脈を広げたいひとは参考にどうぞ。
まとめ:エンジニアという職業が自分の性格に合っているかということも重要
冒頭にも言いましたが、プログラミング未経験でもエンジニアにはなれます。
でも、エンジニアになってから「自分には合っていなかった…」とならないためにも、一度プログラミングに触れておいた方がいいと思います。
ちなみにパソコンでこの記事を見てくださっているなら”F12キー”を押してみてください。
開発者ツールが開くと思います。英語やら数字やら記号やらがいっぱい書かれていると思います。
エンジニアはそういったモノを作っています。
実際にプログラムに触れることで、エンジニアという仕事は自分に合っているかを考えることも重要です。
おさらい:この記事で紹介した転職サイトはこちら
人気記事 【実録】エンジニアの転職で年収UP!バレずに転職活動する方法