ブラック企業に注意!システムエンジニア(SE)の過酷な残業の実態

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心配している人
IT業界でシステムエンジニア(SE)の仕事をしていこうと思うけど、SEって残業時間ヤバイって聞くし大丈夫かな〜
ブラック企業は多いって聞くし…
どういう風に会社を選べばホワイト企業に入れるの?

 

システムエンジニア(SE)を目指す上で、「SEは激務だ」とか「ブラック企業が多い」などの話を聞いて「大丈夫だろうか…」と心配になる人も多いと思います。

 

私はSE歴9年目です。

キャリアップ転職をしてからは、月の残業時間は15時間いかないぐらいで、年収も500万円を超えています。

役職としても、上流工程を主な仕事としています。

 

ブラック企業からキャリアアップ 転職の経験者です。

 

この記事では、これからSEを目指す上で働き方に不安を抱えている人向けに、経験者目線でSE界隈の実態、ブラック企業のえぐさ、ブラック企業に入らないためのポイントから、万が一ブラック企業に就職してしまったときの対処方法までを網羅した内容を解説します。

 

ブラック企業に注意!SEの過酷な残業の実態

ブラック企業に注意!SEの過酷な残業の実態

 

新卒から現在で9年間SEをやった経験から、SE業界でのブラック企業はぶっちゃけ少なくはないです。

その背景として、ベンチャー企業が多い業界ということが大きな理由となっています。

 

立ち上げたばかりの企業が忙しいのは仕方がないですよね。ベンチャー企業は信頼の獲得や収益の確保があるので必然的に忙しくなりがち

 

それ以外にも、会社を立ち上げてから何十年も立っていてベンチャー企業レベルの会社も多くあります。

そういった会社がブラック企業である可能性が高い傾向にあります。

特に、SES(System Engineering Service)が売り上げの柱となっている企業は要注意です。

 

私の経験からもそうだし、転職した知人や転職の相談をしてきた知人の話を聞いても前職はSESをやっている企業でした。

 

 

残業が毎月40時間以上のSE時代を振り返る

 

私は冒頭でも言ったようにSE歴9年目です。

新卒から4年後にキャリアアップ 転職をしました。

 

転職前までは毎月40時間を超える残業をして、「仕事できるよね」と煽(おだ)てられて、3年目からPL(プロジェクトリーダー)として短納の少額案件を複数こなしていました。

 

残業してさらに家に持ち帰ったり、休日に仕事をしたり、やばい時は、連日7時に出社して深夜まで残業していましたし、徹夜もありました。

毎年新人が入ってきたら新人研修もして、毎日クタクタでしたね…

 

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SEのブラック企業の特徴

SEのブラック企業の特徴

 

どう言ったブラックな要素があるのか、私の経験や知人の話からブラック企業の特徴を解説します。

 

  1. 残業時間がハンパない
  2. 残業代がでない
  3. 仕事内容にみあった給料じゃない
  4. 給料が上がらない
  5. 休みが取れない
  6. 短納案件がやたら多い
  7. 働いている人の時間の感覚がバグっている
  8. やたら精神論を言われる
  9. 勤怠管理がExcelのみ
  10. 事務所のデスクが散らかっている人が多い
  11. 年末の大掃除が無給で休日にやらないといけない
  12. やたら「自転車を使え」と言われる
  13. 就業時間が9時からなのに8時50分から朝礼がある

 

繰り返しになりますが、上で挙げた特徴は私の実際の経験と知人の証言によるものです。

 

 

SEでブラック企業に就職しないための5つのポイント

SEでブラック企業に就職しないための5つのポイント

 

ここでは、ブラック企業に就職しないようにするためのポイントを紹介します。

転職活動を実際にやるときの参考にしてもらえばOKです。

 

ここで挙げるポイントは、転職サイトや企業サイトで調べることはもちろんですが、あまり詳しくは言及されないポイントなので、面接時に質問することがイイです。ホワイト企業ならしっかり答えてくれるはずです。

 

  1. SES事業をやっているなら就業する場所などの希望を聞いてくれるか
  2. 残業代は残業時間に比例して出るのか
  3. 残業時間の上限はあるのか(上限をすぎる場合はどうなるか)
  4. 給料の評価基準
  5. 社員数

 

挙げた内容を1つ1つ掘り下げていきます。

 

1.SES事業をやっているなら就業する場所などの希望を聞いてくれるか

SES事業をやっているIT企業は多いです。

その中で、自分の希望をちゃんと聞いてくれる企業じゃないと大変な目にあいます。

 

よくあるのが、現場までがやたら遠いという問題です。

遠い現場だと片道2時間ぐらいかかるという場合もあります。

 

会社の言いなりだと、自分が損するだけです。

 

 

私の例で言うと、片道2時間で就業時間が8時30分からという現場がありました。

電車移動とバス移動と徒歩でしたね。

自社出勤なら8時に家を出れば間に合うのに、6時30分に家を出なきゃ間に合わないといことが1年間続きました。

 

こう言うことにならないためにも、自分の希望が通る会社かどうかを確かめといた方がイイです。

 

 

2.残業代は残業時間に比例して出るのか

ブラック企業じゃないなら、残業時間分の残業代が支払われるのが普通ですよね。

給料体型上、残業代が発生しない会社があります。

 

  • 年俸制
  • 見込み残業 ←こっちが要注意

 

給料体型:年俸制

条件付きで残業代が支払われると言うパターンはあるものの、条件に合致しないように企業が対策をとっていることが多いですね。

ここに関しては、残業代もある程度含めての年収設定となるので、残業さえしなければ年収としては高くなる場合もあります。

 

給料体型:見込み残業

このパターンは要注意です。

給料明細上、20時間分ぐらいの残業代が固定で支払われると言うパターンですね。

 

「残業が20時間いかねければラッキーじゃん」と思いますよね

 

こういった会社の実際の残業時間は「倍ぐらいある」と思った方がいいですね。

 

しかも、こう言った給料体型の場合、基本給を少なくして”見込み残業”で調整している場合が多いです。

ライフイベントで長期で休んだ場合や、会社を辞めるときの有給消化では”見込み残業”がつかない場合が多いので、基本給のみを支払われます。

 

”見込み残業”で調整している分、”見込み残業”がつかない月の給料は安月給となります

 

3.残業時間の上限はあるのか(上限をすぎる場合はどうなるか)

ブラック企業の場合だと、サービス残業です。

ホワイト企業の場合だと、一定の残業時間を超える場合は管理職以上役職者への申請が必要な場合が多いです。

 

会社としてどうやってサービス残業を撲滅する対策をしているかを調べておくと安心です。

 

4.給料の評価基準

SE業界は基本的に実力主義です。

30代~40代でも使えない人もいれば、20代でバリバリ優秀な人もいます。

 

そう言った業種であるので、評価基準(昇給基準)は何かを明確に調べておいた方がイイです。

 

5.社員数

公表してある離職率に関しては当てにしない方がイイです。

設立5年以内のベンチャー企業なら少なくて当たり前ですが、長くやっていて社員数が少ないと言うことは「辞めてる人が多い」と言う場合がほとんどです。

 

不定期に採用しているような会社も要注意ですね。

経営状況が不安定である場合があります。

 

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SEの転職でブラック企業に就職してしまった時の対処方法

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対処法方としては、辞めることです。

 

ブラック企業で状況が好転することはありえません。

 

 

あとはどうやって辞めるかですよね。

よくある辞めるときのNG行動を3つ紹介します。

 

  • 上司や同僚に相談する
  • 「辞めようかな〜どうしよっかな〜」と言う中途半端な気持ち
  • 急に会社に来なくなる

 

上司や同僚に相談する

やっちゃってる人は多いと思いますが、上司や同僚に相談するのは辞めておいた方がイイです。

理由は、辞めることに対して反対されることが確定しているからです。

 

ぶっちゃけ相談するだけ時間の無駄です

 

もし相談するなら、職場と関係ない人にしましょう。

 

「辞めようかな〜どうしよっかな〜」と言う中途半端な気持ち

私は何人かに「今の会社を辞めようと思ってるんだけど…」と言う相談をされたことがあります。

相談をしてきた人は、未だに誰も辞めていません。

 

初めから辞める気がないということです。

 

実際に辞めた人は、事後報告のパターンが多いですね。

 

急に会社に来なくなる

社会人としてこれは絶対NGです。

信用問題です。

最悪の場合、訴えられることもあります。

 

ちなみに、急に来なくなると言う人の話は年に1〜2回ぐらい聞きます。

 

 

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私が会社を辞めるときにとった行動とは?

 

私は誰にも相談せずに、社長に直接辞表を渡しました。

 

辞表に辞める期日もしっかり記載しました

 

なぜ誰にも相談しなかったのか

上で解説したように同僚や上司相談するのは時間の無駄だからです。

 

なぜ直接社長に渡したのか

「辞めるないで」と言う交渉時間さえも無駄だと思ったからです。

会社にトップに直接辞表を渡して「何月何日付けで辞めます」と言ったので、誰も文句は言ってこなかったですね。

 

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まとめ:「SEだから残業が多い」ということない

「SEは残業が多い」ということない

 

普通の企業でSEとして働く分には、「SEだから残業が多い」と言うことはないです。

 

私は転職してから、月の残業時間の平均はだいたい15時間いかないぐらいです。(1日に30分〜1時間程度の残業)

残業が全くない月もあります。

 

私以外でも、そう言った人は多くいます。

 

 

「SEだから残業が多い」とか「SEだから激務」と言っている人はブラック企業に勤めていること間違いなしです。

「SEだから残業が多い」とか「SEだから激務」と言うことは決してありません。

なので、これからSEを目指している人は安心してもOKです。

 

SEはこれからも伸びていく職種だし、給料水準も比較的に高いです。

特別な資格なども必要ないので、世間が思っているほど難しい職種でもないですよ。

 

 

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